羽鳥国際特許商標事務所

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晩酌のお供「歌舞伎揚」に、まさかの®マーク。何気ないおせんべいに隠れていたブランドの執念

こんにちは。羽鳥国際特許商標事務所で事務をしている折戸です。

先日、夫と晩酌をしていたときのことです。

「今日のお供はこれだな」と、スーパーで何気なくカゴに入れた「歌舞伎揚」。

昔からよく食べている、あの見慣れたおせんべいです。

もう何度も買っているはずなのに、その日、私はあることに気づいてしまいました。

「歌舞伎揚」の文字の横に、ひっそりと『®マーク』がついていることに!

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この『®』は、Registered、つまり登録商標であることを示すマークです。
見慣れたお菓子のパッケージに、こんなふうにしれっと付いていたなんて。

えっ、と思って、思わず二度見しました。

私はそれまで、「歌舞伎揚」という名前を、揚げせんべいの種類の名前なんだと思っていました。
商品名ではあるけれど、あまりにも馴染みがありすぎて、「固有のブランド名」として意識したことがなかったのです。

気になりすぎて、そのまま特許庁のデータベースで調べてみました。

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J-PlatPatより引用

すると、やはり「歌舞伎揚」は、製造元である天乃屋さんによってきちんと商標登録されていました。

世の中に揚げせんべいはいくらでもあっても、「歌舞伎揚」と名乗れるのは天乃屋さんだけ。
そう思うと、あの見慣れた名前の見え方が少し変わりました。

でも、本当に驚いたのはここからです。

さらに調べてみると、天乃屋さんは「歌舞伎揚」だけでなく、「歌舞伎」そのものについても、おせんべいの分野で権利を持っていたのです。

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J-PlatPatより引用

しかも、それは最初から自社のものだったわけではなく、もともとは別の会社が持っていた権利について、おせんべいに関する部分を譲り受けたそうなんです。

ここで、一気に印象が変わりました。

ただ商品名をつけて売っていた、という話ではないんです。
「この名前でいく」と決めたからこそ、その名前を守るために必要な権利をきちんと取りに行っていた。

お菓子の名前というと、完成した商品に最後につける「ラベル」のように見えるかもしれません。
しかし、本当はそれだけではないのだと思います。

どんな名前で売るか。
その名前をどう守るか。
そして、その名前で長く選ばれ続けるようにどうするか。

そうした積み重ねまで含めて、ブランドなのだと感じました。

今では「歌舞伎揚」と聞けば、多くの人があのパッケージを思い浮かべるはずです。それはもちろん、おいしさや親しみやすさがあってこそだと思います。

でもそれだけではなく、名前そのものをちゃんと守ってきたことも、きっと今のブランドの強さにつながっているのだと思います。

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それにしても、スーパーで何気なく買ったおせんべいに、こんな話が隠れているなんて思いませんでした。

それ以来、お菓子売り場でも日用品売り場でも、つい商品の名前の横にある『®マーク』を探してしまいます。完全に職業病です(笑)。

あの小さなマークの向こうには、「この名前を大切に育てていこう」と考えてきた会社の歴史や思いがあるのかもしれない。
そう思うと、普段の買い物もちょっとだけ違って見えてきます。

何気なく手に取った「歌舞伎揚」から、思いがけず見えてきたブランドを守るドラマ。
身近な商品にも、こんな知的財産の物語が隠れているのだと、改めて感じた夜でした。

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羽鳥国際特許商標事務所では、こうした企業の大切な「名前」や「ロゴ」、ブランドとして積み重ねてきた価値を、商標権などの知的財産という形で守るお手伝いをしています。

日常に溶け込んだ「当たり前」が、これからも長く愛されるブランドとして輝き続けるように。そんな思いで、日々の業務に向き合っています。

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