羽鳥国際特許商標事務所

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特許って年間何件出ている?全国と群馬県の出願件数を見てみました

こんにちは。羽鳥国際特許商標事務所の弁理士の羽鳥慎也です。

2026年7月、特許庁から「特許行政年次報告書2026年版」が公表されました。
この報告書には、特許・意匠・商標の出願件数や審査の状況など、日本の知的財産に関するさまざまな統計がまとめられています。

さて、特許は日本で年間どのくらい出願されているのでしょうか。
今回は、全国と群馬県の出願件数を見てみました。

日本では年間35万8,317件

2025年に日本の特許庁へ出願された特許は、358,317件でした。
2024年の306,855件から16.8%増えており、近年ではかなり大きな増加です。

35万8,317件といわれても、なかなかイメージしにくいかもしれません。
1日当たりにすると約982件。土日や祝日も含めて単純計算すると、およそ1分半に1件のペースで特許が出願されていることになります。
かなりの数ですよね。

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なお、これはあくまで「出願された件数」です。出願したものがすべてそのまま特許になるわけではなく、特許庁による審査を経て、認められたものが特許として登録されます。

群馬県では年間552件

では、群馬県ではどのくらいの特許が出願されているのでしょうか。

特許庁の都道府県別統計によると、2025年に群馬県の出願人から出願された特許は、552件でした。
1日当たりにすると約1.5件。平均すれば、群馬県からも毎日1~2件ほどの特許が出願されている計算になります。

都道府県別の件数では、群馬県は全国47都道府県中25位。ちょうど真ん中あたりです。

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最近の件数を見ると、次のようになっています。

 ・2023年:756件
 ・2024年:565件
 ・2025年:552件

全国の特許出願は2025年に大きく増えましたが、群馬県は前年とほぼ同じ水準でした。

なお、全国の358,317件には、外国の出願人による出願も含まれています。一方、群馬県の552件は、日本人による出願を筆頭出願人の住所に基づいて集計した数字です。

特許出願の約63%が東京都に集中?

都道府県別の数字を見ると、県による差がかなり大きいことにも驚きます。

2025年の日本人による特許出願は、全国で287,582件。そのうち、東京都の出願人によるものが181,597件で、約63%を占めています
一方、最も少ない島根県は38件でした。

これだけを見ると、「日本の発明の多くは東京で生まれているのか」と思ってしまうかもしれません。
しかし、この統計は、発明をした場所や工場・研究所の所在地ではなく、筆頭出願人の住所を基準に集計されています。

例えば、地方の工場や研究所で開発された技術であっても、出願人となる会社の住所が東京であれば、東京都の件数として集計されます。
企業の本社が東京に集中していることも、東京都の件数が突出している理由の一つと考えられます。

そのため、都道府県別の出願件数は、そのまま各地域の技術力や産業の発展度を表すランキングではありません。
とはいえ、これほど大きな差があるというのは、少し意外な数字ではないでしょうか。

群馬県では、特許より商標の方が多い

特許以外の出願件数も見てみましょう。
2025年の群馬県では、次の出願が行われています。

 ・特許:552件
 ・実用新案:23件
 ・意匠:128件
 ・商標:848件

この中で最も多いのは、商標の848件です。特許の約1.5倍に当たります。

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商標は、商品名、サービス名、店舗名、会社のロゴなどを守る制度です。
新しい技術を開発した企業だけでなく、新商品に名前を付ける方、新しいお店を始める方、新しいサービスを立ち上げる方など、幅広い事業者が利用します。

特許・実用新案・意匠・商標を単純に合計すると、2025年の群馬県では1,551件。1日当たりでは4件を超えます。

知的財産という言葉には少し堅い印象があるかもしれませんが、数字で見ると、群馬県内でも日々さまざまな出願が行われていることが分かります。

数字で見ると、知的財産は意外と身近です

全国では、およそ1分半に1件の特許出願。
群馬県でも、平均すれば毎日1~2件の特許が出願され、商標や意匠なども含めれば、毎日4件を超える出願が行われています。

「特許や商標は、一部の大企業だけが使うもの」という印象をお持ちの方もいるかもしれません。
しかし、新しい商品の仕組み、特徴的なデザイン、商品名やサービス名など、知的財産は、私たちの身近な事業活動と関係しています。

新しい商品やサービスを目にしたときに、「これにも特許や商標が関係しているのかな?」と少し気にしてみると、知的財産をこれまでより身近に感じられるかもしれません。

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群馬県で特許・意匠・商標のご相談なら

群馬県で特許・実用新案・意匠・商標などの取得をお考えの方は、羽鳥国際特許商標事務所へご相談ください。

当事務所は群馬県前橋市を拠点に、新商品や新技術の特許出願、商品デザインの意匠登録、商品名・サービス名・ロゴの商標登録など、企業や個人事業主の皆さまの知的財産を幅広くサポートしています。

「どの制度を使えばよいか分からない」「まだ相談する段階か迷っている」という場合でも、事業内容や今後の予定を伺いながら、適切な保護方法をご案内いたします。群馬県内で知的財産に関するお悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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出典
・特許庁「特許行政年次報告書2026年版
・特許庁「特許行政年次報告書2026年版〈統計・資料編〉